五島市議会 > 2013-12-09 >
12月09日-01号

  • "防衛省全国情報施設協議会役員会"(/)
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  1. 五島市議会 2013-12-09
    12月09日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成25年 12月 定例会        平成25年12月五島市議会定例会会期日程表1 会期   12月9日~12月26日(18日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容12月9日月10:00本会議開会、会期決定、諸報告、各会計決算委員長報告、質疑討論、採決、議案上程説明12月10日火 休会議案研究日12月11日水10:00本会議議案質疑、委員会付託12月12日木10:00本会議市政一般質問12月13日金10:00本会議市政一般質問12月14日土 休会休会12月15日日 休会休会12月16日月10:00本会議市政一般質問、議案上程説明、委員会付託12月17日火 委員会付託案件審査12月18日水 委員会付託案件審査12月19日木 委員会付託案件審査12月20日金 委員会付託案件審査12月21日土 休会休会12月22日日 休会休会12月23日月 休会休会(天皇誕生日)12月24日火 委員会付託案件審査(予算委員会)12月25日水 休会議事整理日(議会運営委員会)12月26日木10:00本会議委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、委員長報告、質疑討論、採決、閉会     平成25年12月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果監査報告13出納検査結果報告(平成25年8月分)平成25129報告監査報告14出納検査結果報告(水道事業会計・平成25年8月分)平成25129報告監査報告15出納検査結果報告(平成25年9月分)平成25129報告監査報告16出納検査結果報告(水道事業会計・平成25年9月分)平成25129報告  行政調査報告について平成25129報告議案130平成24年度五島市一般会計歳入歳出決算平成25129認定議案131平成24年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案132平成24年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案133平成24年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案134平成24年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案135平成24年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案136平成24年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案137平成24年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案138平成24年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案139平成24年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案140平成24年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案141平成24年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案142平成24年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案143平成24年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算平成25129認定議案144平成24年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算平成25129原案可決及び認定  決算特別委員会の解散について平成25129解散議案153五島市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について平成251226原案可決議案154五島市火災予防条例の一部改正について平成251226原案可決議案155五島市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について平成251226原案可決議案156五島市工場等設置奨励条例の一部改正について平成251226原案可決議案157五島市営住宅管理条例の一部改正について平成251226原案可決議案158工事請負契約の変更について平成251226原案可決議案159工事請負契約の変更について平成251226原案可決議案160工事請負契約の変更について平成251226原案可決議案161笠松宏有記念館の指定管理者の指定について平成251226原案可決議案162富江地域福祉センターの指定管理者の指定について平成251226原案可決議案163デイサービスセンターの指定管理者の指定について平成251226原案可決議案164認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について平成251226原案可決議案165生活支援ハウス及び高齢者生活福祉センターの指定管理者の指定について平成251226原案可決議案166産品センター鬼岳四季の里の指定管理者の指定について平成251226原案可決議案167人権擁護委員の候補者の推薦について平成251226同意議案168平成25年度五島市一般会計補正予算(第5号)平成251226原案可決議案169平成25年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)平成251226原案可決議案170平成25年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)平成251226原案可決議案171平成25年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第2号)平成251226原案可決議案172平成25年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)平成251226原案可決議案173平成25年度五島市下水道事業特別会計補正予算(第1号)平成251226原案可決議案174平成25年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)平成251226原案可決議案175平成25年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算平成251226認定議案176五島市職員の給与に関する条例の一部改正について平成251226原案可決議案177和解及び損害賠償の額の決定について平成251226原案可決議会議案9特定秘密保護法案強行採決に抗議し廃止を求める意見書平成251226原案否決陳情10放課後児童デイサービス支給内容に関する陳情平成251226結審陳情11TPP交渉にあたって「衆参農林水産委員会の決議を堅持する」ことを求める陳情平成251226結審陳情12住宅・店舗リフォーム助成制度の継続と予算増額を求める陳情平成251226結審  議員派遣について平成251226派遣◯出席議員(21名)   1番  三浦直人君      12番  菊谷岩雄君   2番  木口利光君      13番  宗 藤人君   3番  野茂勇司臣君     14番  村岡末男君   4番  明石博文君      15番  江川美津子君   5番  野瀬健一君      16番  橋本憲治君   6番  林 睦浩君      17番  清川久義君   7番  中村康弘君      18番  網本定信君   8番  相良尚彦君      19番  草野久幸君   9番  谷川 等君      21番  古川雄一君  10番  神之浦伊佐男君    22番  荒尾正登君  11番  片峰 亨君-----------------------------------◯欠席議員(0名)◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者 市長        野口市太郎君  水産課長      林 利則君 副市長       中野基樹君   商工振興課長    山下 登君 会計管理者     橋本平馬君   観光交流課長    中村邦夫君 富江支所長     岩谷 進君   生活環境課長    中村國夫君 玉之浦支所長    播磨 昇君   税務課長      林  強君 三井楽支所長    吉田憲一君   市民課長      冨田信子君 岐宿支所長     狩浦雅彦君   社会福祉課長    橋口明敏君 奈留支所長     冨田好文君   長寿介護課長    川端久章君 総務課長兼選挙管理委員会事務局長  健康政策課長    吉谷清光君           東條一行君 市長公室長     久保 実君   教育長       清水肇一郎君 情報推進課長    古川八寿男君  教育委員会総務課長 中村伸雄君 財政課長      出口秀幸君   学校教育課長    村上富憲君 水道局長      宮崎仁之助君  生涯学習課長    大窄昭三君 建設課長      富山博彌君   スポーツ振興課長  野間田 勲君 管理課長      野口 博君   監査委員      木戸庄吾君 農業振興課理事   祢宜 渉君   監査委員事務局長  山口邦宏君 農業振興課長    田端正之君   農業委員会事務局長 田尾正俊君 農林整備課長    川上健一郎君  消防長       今村威徳君-----------------------------------◯議会事務局 局長        山田 栄君   庶務係長      蓮本光之君 議事係長      中野邦彦君   書記        都々木俊明君         平成25年12月9日(月)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5 議員定数等調査特別委員会の報告について 6 行政調査報告について 7議案第130号平成24年度五島市一般会計歳入歳出決算決算特別委報告8議案第131号平成24年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算文教厚生委報告9議案第132号平成24年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算同上10議案第133号平成24年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算同上11議案第134号平成24年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算同上12議案第135号平成24年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算同上13議案第144号平成24年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算同上14議案第136号平成24年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算経済土木委報告15議案第137号平成24年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算同上16議案第138号平成24年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算同上17議案第139号平成24年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算同上18議案第140号平成24年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算同上19議案第141号平成24年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算同上20議案第142号平成24年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算同上21議案第143号平成24年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算総務委報告22 決算特別委員会の解散について 23議案第153号五島市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について上程・説明24議案第154号五島市火災予防条例の一部改正について同上25議案第155号五島市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について同上26議案第156号五島市工場等設置奨励条例の一部改正について同上27議案第157号五島市営住宅管理条例の一部改正について同上28議案第158号工事請負契約の変更について同上29議案第159号工事請負契約の変更について同上30議案第160号工事請負契約の変更について同上31議案第161号笠松宏有記念館の指定管理者の指定について同上32議案第162号富江地域福祉センターの指定管理者の指定について同上33議案第163号デイサービスセンターの指定管理者の指定について同上34議案第164号認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について同上35議案第165号生活支援ハウス及び高齢者生活福祉センターの指定管理者の指定について同上36議案第166号産品センター鬼岳四季の里の指定管理者の指定について同上37議案第176号五島市職員の給与に関する条例の一部改正について同上38議案第168号平成25年度五島市一般会計補正予算(第5号)同上39議案第169号平成25年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)同上40議案第170号平成25年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)同上41議案第171号平成25年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第2号)同上42議案第172号平成25年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)同上43議案第173号平成25年度五島市下水道事業特別会計補正予算(第1号)同上44議案第174号平成25年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)同上45議案第175号平成25年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算上程・説明                        =午前10時00分 開会= ○議長(荒尾正登君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 これより平成25年12月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を本日から12月26日までの18日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月26日までの18日間と決定いたします。 なお、会期日程はお手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2 議長報告について 日程第2によって、議長の報告をいたします。 9月定例会以降に開催された各種会議等について報告をいたします。 去る10月15日から2泊3日の日程で実施された長崎県市議会議長会主催の行政視察に参加いたしました。今回の行政視察は、まず函館市を訪問、政務活動費のホームページ公開について等の調査を行いました。引き続き、岩手県奥州市を訪問し、議会報告会及び議員政策条例について調査する予定でありましたが、あいにくの台風26号の接近で交通手段の変更に伴い、調査が見送られました。 次に、10月19日から26日までの8日間、イギリスオークニー諸島にある欧州海洋エネルギーセンターいわゆるEMECやエディンバラにある国立再生可能エネルギーセンターいわゆるNarecなどを訪問し、洋上風力、潮力、波力などの海洋実証フィールドを視察してきました。 これは、現在、長崎県が取り組んでいる日本版EMECと呼ばれる海洋再生可能エネルギー実証フィールドの誘致に関連しての先進地を視察するものであり、石塚副知事を初め、野口市長、その他西海市や関係団体などからの参加者で総勢13名での訪問団として視察したものであります。 私も、今回の視察を踏まえ、今後、五島市でもこの海洋実証フィールドの誘致に向け、さらに積極的な取り組みを推し進めたいと感じたところであります。なお、この視察に関しては、議長として作成した報告書を既に議員の皆様には配付いたしております。 次に、10月24日、東京都において、防衛省全国情報施設協議会役員会が開催され、また同役員会としての要望活動が実施され、それぞれ清川副議長が出席いたしました。 役員会では、今後の協議会の運営について協議を行い、その後、関係国会議員及び総務省、防衛省に対する要望活動を実施いたしました。要望事項は、基地交付金の増額及び地上電波測定装置等の早期整備についてであります。 次に、10月30日、愛知県常滑市において開催された全国民間空港所在都市議会協議会第84回臨時総会に出席いたしました。会議では、伊丹市議会議長の会長挨拶、開催地である常滑市の議会議長及び市長の歓迎挨拶の後、事務報告を受け、承認した後協議に入り、平成24年度歳入歳出決算及び平成25年度補正予算をそれぞれ認定可決し、平成26年度臨時総会の開催地を山形県酒田市に決定し閉会いたしました。 次に、11月12日、東京都において開催された第32回離島振興市町村議会議長全国大会に出席いたしました。大会では、会長代行である山口県上関町の山谷議長挨拶の後、国に対して離島を取り巻く特殊事情を直視し、それぞれの離島の特性に応じた離島振興の諸政策の強力な展開を求めることとし、また個性豊かで活力ある島づくりの実現を目指し、決意を新たにさらに精進する旨の大会宣言を行いました。 次に、離島における財政、医療、交通、通信、エネルギー対策など、14項目についての決議、さらに、離島航路・航空路支援法(仮称)の早期制定に関する特別決議のほか、2件の特別決議を採択し閉会しました。 また同日、全国大会終了後、長崎県離島三市二町の議長会議が衆議院第2議員会館において開催され、出席いたしました。 会議では、国土交通省国土政策局離島振興課長吉田幸三氏から「離島振興について」と題して講演がなされた後、国境離島に関する新法への取り組み、海上交通旅客運賃の低廉化、しまとく通貨の実施状況など、三市二町が抱えている共通問題について協議を行い、今後、三市二町が連携を図っていくことを確認し、次期開催地を五島市に決定し、閉会をいたしました。 次に、翌13日、同じく東京都において実施された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による県選出国会議員への要望運動に参加いたしました。当日は、当市提出の海洋再生可能エネルギー実証フィールドの誘致についてなど、25項目に関して強力な支援を要望したところであります。 次に、翌14日、大分県別府市において、第22回全国市議会議長会基地協議会九州部会総会が開催され出席をいたしました。総会では、久留米市議会議長の会長挨拶、別府市の開催地議長挨拶の後、別府市長の歓迎挨拶、九州防衛局長及び全国市議会議長会基地協議会会長の来賓挨拶に続いて、全国市議会議長会基地協議会活動状況が報告されました。 議事においては、平成24年度会計決算及び平成25年度予算をそれぞれ認定可決した後、次期開催地を熊本市に決定し閉会をいたしました。 次に、翌15日、東京都で開催された全国過疎地域自立促進連盟の理事会及び定期総会に出席をいたしました。理事会では、総会の議事運営について協議がなされ、事務局提案のとおり決定されました。総会では、事業報告、過疎地域自立促進特別措置法の見直しに関する要望についての報告事項をそれぞれ承認した後、議案の審議に入り、任期満了に伴う役員の承認及び選任、平成26年度過疎対策関係政府予算・施策に関する要望及び決議について、さらにこの要望・決議実現への要請活動方法を、いずれも原案のとおり決定をいたしました。 次に、11月18日、長崎市において実施された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による県知事への要望活動に出席し、また同日午後に開催されました正副議長研修会には、清川副議長とともに出席をいたしました。 県知事への要望事項は、当市提出の国境離島の振興・保全ほか27項目であります。 引き続いて、研修会では会長挨拶の後、長崎県の石塚 孝副知事から、「県政の重要課題について」及び人間総合科学大学教授の藤田紘一郎氏から、「議員の健康管理術」と題してそれぞれ講演がありました。 次に、翌19日、上京し市長及び担当課長とともに、海洋再生可能エネルギー実証フィールドの誘致についてほか要望活動を実施するため、谷川代議士事務所を訪問した後、国土交通省国土政策局内閣官房総合海洋政策本部経済産業省資源エネルギー庁、総務省自治政策局、環境省地球環境局をそれぞれ訪問し、五島市の現状と今後の取り組みに対する要望活動を実施したところであります。 以上で、議長の報告を終わりますが、詳細につきましては、事務局に関係書類を整備しておりますので、必要な向きは御参照を願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告について発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(野口市太郎君) (登壇)おはようございます。 市政報告に入る前に御報告をさせていただきます。 6日未明、五島市のまき網漁業会社の海興水産所属の漁船で火災が発生をいたしました。心よりお見舞いを申し上げます。幸いにも、乗組員は全員僚船に救助され、人的な被害はありませんでした。7日から8日にかけて、長崎港へ曳航され、消火活動、消火確認が行われました。きょうから海上保安庁が出火原因を調べることになります。 今後、その原因究明を受け、関係者、関係機関に安全操業を徹底してまいりたいと考えております。 次に、11月1日付の人事異動において、新たに任用いたしました幹部職員を御紹介申し上げます。 農業振興課理事、祢宜 渉でございます。どうぞよろしく御指導賜りますようお願い申し上げます。 以上で、報告、紹介を終わらせていただきます。 本日ここに、平成25年12月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には、御健勝にて御出席を賜り、衷心より厚く御礼を申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など、重要案件の御審議をお願いするものでございますが、開会冒頭に当たりまして、市政運営の概要を御報告申し上げます。 海洋再生エネルギーについて。 10月20日から25日まで、県主催によるイギリスオークニー諸島にある欧州海洋エネルギーセンターEMECなどの視察が実施されました。 五島海域が日本版EMECの誘致について県の候補地に選定されたことから、荒尾市議会議長とともに参加してまいりました。 今回の視察は、漁業者など海域利用者との共生を図りながら、海洋再生可能エネルギーの導入促進と関連産業の集積を目指し、県と連携しながら取り組みを進めるため、地域や施設の視察のほか、事業の内容、実績、成果などの説明もいただきました。 五島市の取り組みに対して、EMECの関係者からの御支援、御協力を賜るようお願いをしてまいりました。 また、10月30日には、五島市において、海洋再生可能エネルギーの開発の現状や展望について理解を深める国際シンポジウムが開催され、EMECの関係者や国内の海洋エネルギーの研究者により、国内外の海洋エネルギー政策などの講演や発表が行われ、島外から約100人の参加があり、多くの市民の皆様にも御参加をいただきました。 次に、環境省が椛島沖で実施しております浮体式洋上風力発電事業におきまして、10月28日、2,000キロワット級の実証機が設置され、石原環境大臣出席のもと、開所式がとり行われました。 石原環境大臣は、実証機で発電した未利用の電気エネルギーを利用し、水素をつくり利活用することで、自立・分散型エネルギー社会を目指す五島モデルの確立に向け、来年度から取り組みを始める方針を明らかにしました。 また、洋上風力発電の導入規模を2020年には、現在の約40倍に当たる100万キロワット以上とする目標の実現を改めて強調され、送電網の整備や蓄電池の導入にも力を入れる意向を示し、浮体式洋上風力発電事業が、五島の地から日本全国、世界へ広がっていくことを期待したいと、力強いお言葉をいただいております。 11月19日、谷川衆議院議員の御協力もいただきながら、荒尾市議会議長とともに、国へ海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援の要望活動を行い、日本版EMECの誘致支援、潮流発電技術実用化推進事業の実施及び浮体式洋上風力発電の実用化と基幹送電網の整備をお願いしてまいりました。 これからも県、関係機関と連携を図りながら、日本版EMECの誘致と洋上風力発電の実用化に向けた取り組みを強化し、再生可能エネルギーによる地域の活性化に努めてまいります。 電気自動車について。 平成21年度から、五島地域で電気自動車と高速道路交通システムを連動させ、観光の振興、低炭素社会の実現に取り組んでいる長崎EV&ITSプロジェクトについては、これまで140台の電気自動車を配置し、主にレンタカーとして活用しながら、観光客など延べ約7万7,000人の方に利用されております。 こうした地域を挙げた取り組みが高く評価され、第27回国際電気自動車シンポジウムで、電気自動車の推進に貢献した都市に送られるイー・ビィジュナリー・アワードに選ばれました。 この賞は、南北アメリカ、欧州アフリカ、アジア太平洋の3地区から各1都市が選ばれるもので、国内ではこれまで大阪府、横浜市が受賞しており、3例目となります。 このシンポジウムは1969年から開催されており、電動車両関連分野における世界最大の国際シンポジウムと言われ、今回は11月18日から20日までの3日間、スペインのバルセロナで開催され、20日の受賞式には中野副市長が出席し、受賞の喜びと感謝の気持ちをスピーチしてまいりました。 この受賞を今後の五島市の振興発展につなげていくためにも、引き続き、電気自動車の普及を図るとともに、小型モビリティーの導入実証事業に取り組んでまいります。 五島中型まき網地域プロジェクト改革計画について。 10月24日、奈留地区まき網漁業の五島中型まき網地域プロジェクト改革計画が、水産庁の漁業構造改革総合対策事業の第21回中央協議会において承認され、来年1月から事業開始されることとなりました。 奈留地区のまき網漁業は、5カ統23隻で操業し、マイワシの不漁、魚価の低迷及び燃油価格の高騰により、その経営は厳しい状況にあります。 平成22年度からの第Ⅰ期構造改革では、コスト削減は実証できたものの、漁獲量、漁獲金額が想定を大きく下回り、目指した漁業経営への転換が実現できなかったため、今年度、第Ⅱ期構造改革として、まき網漁業5船団のうち4船団を経営統合し、経営規模の縮小を図るほか、流通改革にも取り組む計画を中央協議会へ申請しておりました。 今後は、まき網漁業が奈留地区の主要な漁業であることから、収益性の回復と足腰の強い漁業経営への転換を支援してまいります。 五島市産品の福岡での販売について。 9月市議会定例会で報告いたしました福岡での五島市産品の販売促進につきましては、10月1日から福岡市のテレビ西日本TNC放送会館1階に、長崎五島マルシェをオープンし、約2カ月が経過しております。 現在、かんころ餅やお菓子類、練り製品などを中心に販売しており、定期的に購入いただく方も見られております。これからは、お宿もちキャンペーンやイカす味なキャンペーンなど、観光イベントのPRにも活用しながら、さらなる集客と売り上げ増加を図ってまいります。 11月の子牛競り市の結果について。 11月13日、14日の両日、子牛競り市が開催され、512頭の子牛が上場しております。 平均価格は、雌が47万7,691円、去勢が59万1,813円、全体では53万6,312円で取引され、9月の競りより2万5,000円以上の大幅な上昇であり、全体の平均価格が4期連続50万円を超えたのは、平成18年11月から平成19年5月までの期間以来であります。 この高値取引が長く続くように、本年度から実施している但馬系の優良繁殖雌牛導入事業などの各種事業や、簡易牛舎整備事業の活用による増頭を図るとともに、畜産農家の飼養管理の徹底による子牛の品質向上に関係機関一体となって取り組んでまいります。 福江空港の愛称募集について。 福江空港の利用促進による交流人口の拡大を図り、さらに、身近で親しみを感じるものにするため、5月1日から8月30日まで、現在の愛称である五島福江空港にかわる新しい愛称を募集し、総数379件の応募が寄せられております。御応募いただきました皆様に厚く御礼を申し上げます。 福江空港利用促進協議会総会の中で、愛称の候補について協議した結果、応募いただいた愛称で一番多かった五島つばき空港を候補として、全日空とオリエンタルエアブリッジへ要望したいと考えております。 交通網の確保について。 奈留島地区では、本年4月からの予約制乗り合いタクシーの実証運行を終え、10月から本格運行を実施し、久賀島地区では、10月から来年9月までの予定で、乗り合いタクシー事業の実証運行を行っております。 また、富江地区において関係機関や団体で構成する生活交通検討委員会を設置し、新たな交通体系を検討するための調査事業を実施しております。現在、富江地区内の世帯に対しまして、現状の利用状況などを把握するためのアンケート調査を行っており、今後はその結果を集計及び分析し、年度内に地域の実態に即した基本方針をまとめることとしております。 新たなごみ処理基本計画について。 現在の計画案は、分類を8分別、17品目とした計画としておりますが、10月にごみ処理基本計画策定委員会を立ち上げ、新たな分別に伴う市民の負担やごみ処理に係る費用などを総合的に判断していただき、新たなごみ処理基本計画の答申をいただくこととしております。 11月には先進地視察と第2回委員会を開催しており、今月の第3回委員会の結果を受け、答申ということになります。 市議会を初め、市民の皆様に理解を求めながら、最終的なごみ処理基本計画の策定に努めてまいります。 三井楽診療所及び伊福貴診療所の医師の確保について。 平成12年4月から、三井楽診療所に勤務をいただいております松園和久先生が本年度末をもって退職することになりました。 松園先生におかれましては、長きにわたり三井楽地区住民のために診療をいただいておりましたが、長崎大学医局の人事異動により長崎へ転勤するとうかがっております。これまでの御尽力に感謝申し上げたいと存じます。 また、平成23年4月から伊福貴診療所に勤務いただいております木村雄二先生も、今年度末で退職を希望しております。 木村先生におかれましては、診療所への電気自動車の寄附や、椛島、黄島、赤島で診察していただくなど、地域医療に貢献いただき感謝いたしております。 後任医師の確保につきましては、市のホームページへの募集掲載のほか、ながさき地域医療人材支援センター、長崎県自治体病院等開設者協議会の協力をいただきながら、募集活動を行っております。 なお、三井楽診療所については、既に希望される医師がおられ、内諾をいただいております。伊福貴診療所についても、引き続きその確保に努めてまいります。 嵯峨島出張診療所における歯科診療科の設置について。 嵯峨島出張診療所の歯科診療科の設置につきましては、10月9日に開所式を行い、翌日の10日から診療を開始いたしております。 歯科医師につきましては、福江南松歯科医師会との覚書に基づき、三井楽町で開業している米山歯科医院から派遣いただき、毎週木曜日の午前10時から午後3時30分まで診療していただいております。現在まで1日に4名前後の住民に利用いただいております。 台風24号による被害状況について。 10月7日から8日にかけて、五島地方の西方を通過した台風24号による被害状況について御報告いたします。 幸いにも、人命にかかわる被害は発生しておりませんが、市内全域で197世帯259人が自主的に避難いたしました。 この台風は、福江地区で最大瞬間風速34.8メートルを計測し、倉庫の倒壊や一部地域で停電が発生しており、農産物において、水稲、野菜、飼料作物など約1,150万円の被害が出ております。 今後も引き続き、人命を守ることを最優先として、早目の避難を呼びかけ、被害の軽減に努めてまいります。 岐宿地区の3小学校の統合の進捗状況について。 ことしに入り、岐宿各地区で学校長、地区公民館、小学校・保育園保護者などとの意見交換会や地域住民の代表で構成する改築検討委員会との意見交換会を実施してまいりました。 子供の将来の教育のあり方などを考慮するとともに、関係各課と協議を重ねた結果、岐宿地区の3小学校を統合し、岐宿中学校の敷地内に平成28年4月の開校を目指したいと考えております。 なお、意見交換会において、体育館を同時に建設するようにとの意見もありましたが、五島市の財政状況を考慮し、現在の岐宿中学校体育館を併用できないか、検討することとしております。 本議会に関連予算を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 全国障害者スポーツ大会について。 10月12日から14日にかけて東京都で開催された、全国障害者スポーツ大会、スポーツ祭東京2013フライングディスク競技に出場された中村 力さん、河内千佳さんがディスタンス競技部門において、それぞれ金メダル、銀メダルを受賞されました。 中村さんは、全国大会へ初出場での優勝、河内さんは2年連続の準優勝とのことで、お二人の入賞を喜びますとともに、来年開催されます長崎がんばらんば大会での御活躍を期待しております。 長崎がんばらんば国体競技別リハーサル大会について。 10月27日、長崎がんばらんば国体トライアスロン競技リハーサル大会として、富江港緑地公園をメーン会場に、中国・四国・九州ブロック選抜トライアスロン大会を開催いたしました。 選手の中には、10月に開催された東京国体や日本トライアスロン選手権に出場した選手の参加もあり、レベルの高い大会となりました。 大会運営には、富江中学校の生徒を初め、消防団、ボランティアなどの多くの市民の皆様に御協力いただき、無事に終了することができました。 また、開催中は交通規制を行うなど、富江地区の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。今回の課題、反省を踏まえまして、国体の成功に向けて取り組んでまいります。 来年2月には、最後のリハーサル大会となります九州高等学校選抜剣道大会を開催いたします。皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 長崎県民体育大会について。 11月9日、10日、県南地区を会場に、長崎県民体育大会が開催され、五島市からは16競技に約400名の選手が出場いたしました。 主な成績は、個人種目で陸上競技男子やり投げの赤瀬圭祐さん、走り幅跳びの前田祥紀さん、砲丸投げの川原高弘さんが優勝し、団体種目では、陸上競技の4×100メートルリレー、ソフトテニス競技Bグループの成年女子が優勝、また、五島市で開催された剣道競技においては、団体の部で一般女子が昨年に続き優勝するとともに、総合成績においても優勝をいたしました。 地域審議会について。 11月5日から25日にかけて、市内の6地区で地域審議会を開催し、合併特例債を活用できる期間の延長に伴う新市建設計画の計画期間の延長についてと、五島市総合計画の進捗状況について御審議いただきました。 各地区の審議会では、農林水産業の振興、観光の振興、商工業の振興を初め、市内外の交通環境整備、住民生活に身近な福祉・医療や教育対策など、多岐にわたる項目につきまして、御意見や御質問をいただきました。 今後、各地区審議会の答申を踏まえながら、施策の効果や成果を検証し、事業の見直しを行ってまいります。 教育行政について。 11月10日、第14回創造アイディアロボットコンテスト長崎県中学生大会が開催されました。 富江中学校が3位、奈留中学校と奥浦中学校がアイディア賞を受賞し、3チームが九州大会に出場いたしました。 昨日行われた九州大会では、富江中学校が2位、奥浦中学校が3位に入賞し、1月に東京で行われる全国大会に出場することとなり、活躍が期待されます。 11月16日、17日に開催された県中学校軟式野球新人大会では、福江中学校が準優勝し、11月24日に開催された県中学校柔道競技新人大会では、男子団体の部で福江中学校が4年ぶりに優勝しております。 また、学力向上等の研究を進めるため、市内12校を研究指定校として委託し、10月末から11月にかけて、5校が研究発表会を開催しております。 それぞれの学校で子供の可能性を伸ばす研究が進められ、成果を挙げております。 特に、三井楽小学校における電子黒板などを利活用した教育の情報化の研究は、子供の操作能力、教師の指導技術とともに、県教育委員会から大きな評価をいただきました。 NHK交響楽団メンバーと日本のトップアーティストによるコンサートについて。 昨日、三井住友海上文化財団の御支援をいただき、NHK交響楽団メンバーと日本のトップアーティストによる音楽世界一周の旅コンサートが福江文化会館で開催され、小学生から高校生までは入場を無料とし、多くの市民の皆様に鑑賞していただきました。質の高いクラシック音楽を聞くことができ、音楽の楽しさや深みに触れることができたものと思っております。 今後も、すぐれた文化芸術に触れる機会を提供できるよう取り組んでまいります。 以上で、市政報告を終わりますが、本定例会に提案いたします議案は、条例案、補正予算案、その他あわせまして24件となっております。何とぞ慎重に御審議を賜り、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。(降壇) ○議長(荒尾正登君) ただいまの市政報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第4 監査報告について 監査委員から、平成25年8月分、9月分の一般会計、特別会計出納検査2件及び平成25年8月分、9月分の水道事業会計出納検査2件、合計4件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第5 議員定数等調査特別委員会の報告について 議員定数等調査特別委員会から、閉会中の調査活動について報告を行いたいとの申し出があっておりますので、これを許します。 ◆議員定数等調査特別委員長(草野久幸君) (登壇)おはようございます。 議員定数等調査特別委員会の報告をいたします。 当委員会は、本年6月の定例会において、議員定数及び議員報酬全般に関する調査研究を目的とし、各会派から選出された議員9名をもって設置され、委員長に私、草野、副委員長に林委員が選出されております。以来、本日までに5回開催しておりますので、審議の経過について概要を申し述べます。 第1回の委員会を8月28日に開催しております。 まず初めに、当委員会の調査研究の一つである議員報酬について、8月12日付で、五島市議員報酬及び特別職給与審議会が市長に対して答申されたことから、荒尾議長に経過の説明を求めております。 次に、各委員から現時点における議員定数及び議員報酬に対する意見を述べていただきました。議員定数については、本市の人口の動向や県内の自治体の議員定数削減の動向を見ると、削減することはやむを得ないとの意見が多数を占めておりました。議員報酬についても減額することはやむを得ない、報酬額については審議会の答申を尊重したいが、市長、副市長の5%減額に対し、議員が8%の減額となっている根拠を示していただきたいとの意見が多数述べられました。 また、今後、審議を進めるための資料として、県内12市及び5万未満の九州管内19市に対し、定数や報酬等の12項目の調査を行い、次回開催の委員会までにその調査結果を資料として作成し、配付することを確認し、第1回目の委員会を終えております。 第2回目の委員会は10月11日に開催しております。12項目の調査を行った県内12市及び九州管内19市の調査結果を資料とし配付し、その資料をもとに各会派で話し合い、次回の委員会で各会派の意見を報告していただくことになりました。 また、全議員が情報を共有すべきとの意見が出ましたので、後日、全議員に調査結果を配付しております。 次に、当委員会の設置期間が平成26年12月までとなっているが、審議会の答申が既に行われたこともあり、迅速に調査研究を行う必要があるとの意見が多数を占めましたので、遅くとも平成26年3月定例会をめどに報告することを確認し、第2回目の委員会を終えております。 第3回目の委員会は11月8日に開催しております。過去の委員会においては、審議会が答申した議員報酬8%減額の根拠を説明してほしいとの意見が多く出されましたので、審議会の事務局である総務課長ほか担当職員に出席をいただき、審議会の経過等について説明をいただきました。 総務課によりますと、審議会委員からあらゆる資料を求められており、その資料を検討した結果、対馬、壱岐市及び五島市の離島3市の平均ということで結論を導かれ、8%の減額の答申になったという説明でありました。 次に、県内12市及び九州管内19市の調査結果を踏まえ、各会派から意見が出されました。各会派とも議員定数を削減することはやむを得ないとの意見が多数を占めました。 ただ、報酬につきましては、審議会の答申を尊重すべきであるが、離島3市の平均で8%の減額となった根拠に疑問を感じるので、答申を受け入れられないとの意見も出ております。 最後に、8%減額の答申に至った説明を受けての各会派の意見を次回の委員会で報告していただくこと、また審議会の資料を当委員会で請求することを確認し、第3回目の委員会を終えております。 第4回目の委員会は11月21日に開催し、前回の審議会の説明を受け、議員報酬に対する会派の意見を報告していただきました。 議員報酬を議員みずから決定することはできないので、市民の代表である審議会の答申を尊重すべきという意見と議員定数を削減するとともに、議員報酬を減額すると議員活動を行うことに不安があるので答申を受け入れがたいとの意見が主な意見でありました。 第5回目の委員会は12月4日に開催いたしました。 現時点では結論がまだ出ていないが、審議会の答申も出ていることから、当委員会の現状を12月定例会に報告すべきとの全委員の共通した意見でしたので、12月定例会で経過報告をすることを確認し、第5回の委員会を終えております。 以上がこれまでの審議の概要ですが、第2回の委員会で決定したとおり、3月定例会までに議員定数や議員報酬について結論を出し、最終報告を行うよう引き続き慎重な審議を行うことを確認しております。 以上で、議員定数等調査特別委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) ただいまの委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第6 行政調査報告について 去る9月定例会において、予算委員会を除く各常任委員会に閉会中の調査事件として付託しておりました所管事項の行政調査及び派遣議決をいたしました議員の行政調査につきましては、それぞれに調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 去る9月定例会において、閉会中の継続審査案件として決算特別委員会及び各常任委員会に付託しておりました平成24年度各会計決算につきましては、その審査結果が議長の手元まで報告されております。 △日程第7 議案第130号 平成24年度五島市一般会計歳入歳出決算 を議題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 ◆決算特別委員長(宗藤人君) (登壇)おはようございます。 決算特別委員会の報告をいたします。 9月定例会において、閉会中の審査事件として当委員会に付託されておりました議案第130号 平成24年度五島市一般会計歳入歳出決算につきましては、去る11月5日、6日の2日間、総務、文教厚生、経済土木、各分科会による審査を行い、次に、11月21日開催の本特別委員会において、市長に対し総括的な質疑を行い、お手元に印刷配付しております別紙委員会審査結果報告書のとおり結審いたしました。その概要を申し述べます。 まず、平成24年度五島市一般会計歳入歳出決算は、歳入297億2,383万3,740円に対し、歳出は287億2,661万8,108円で、歳入歳出差引残額9億9,721万5,632円となっております。 ただし、歳入歳出差引残額には、平成25年度五島市一般会計に継続費逓次繰越額2,182万2,642円及び繰越明許費繰越額1億100万4,297円として、引き継ぐべき財源を含んでおります。 次に、本案審査における各課への指摘要望事項を申し上げます。 総務課、1、支所地域の住民サービス低下を招かぬよう現組織体制の強化に努められたい。2、定員適正化計画を踏まえ、市財政における人件費総額の抑制に努められたい。 財政課、雇用確保のため、可能な限り地元業者に発注されたい。 税務課、税の徴収については、さらに徴収率を高める努力をし、収納率向上に当たられたい。 消防本部、消防団員確保への支援策及び市民による防災力向上に努められたい。 情報推進課、電算システム及び光情報通信網維持管理費の経費節減に努められたい。 教育委員会、1、市立幼稚園の預かり保育の時間について、保護者からの要望があれば時間延長するよう努力されたい。2、奨学資金の償還について、卒業後、就職できない方や収入が低い方などに対し、償還方法の対応策を検討されたい。3、社会教育施設と学校施設の使用料格差の是正を検討されたい。 農林整備課、1、既存の椿林についても、植栽による椿の整備事業同様、継続的な整備を図るとともに、農道嶽ノ平線の枯れた椿の回復に努められたい。2、林道管理については、災害の防止抑制を図るよう、さらなる管理充実を図られたい。 農業振興課、1、農業のさらなる振興のため、6次産業化への取り組みを図られたい。2、e-むらづくり事業において、整備された備品については、更新時期を迎えていることから、更新については、費用対効果を十分検討し、精査されたい。3、有害鳥獣対策については、生息域の拡大防止と有効的な方策を講じるよう努力されたい。 管理課、1、椿公園の管理については、効果的な椿の花腐れ病対策を講じられるよう努力されたい。2、道路へ越境した草木については、安全性を考慮し、さらに対策を講じられるよう努力されたい。 観光交流課、1、観光客の増加を目指し、さらに努力されたい。2、観光施設への充実した誘導板の設置を図られたい。 商工振興課、需要が高い住宅・店舗リフォーム資金補助制度については、さらなる制度の充実強化に努められたい。 以上が各課に対する指摘要望事項でありますが、総括質疑では特に質疑意見もなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第130号の決算特別委員長報告に対する質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第130号に対する決算特別委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第130号は、決算特別委員長報告のとおり認定されました。 △日程第8 議案第131号 平成24年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第13 議案第144号 平成24年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算 まで、以上6件を一括して議題といたします。 文教厚生委員長の報告を求めます。 ◆文教厚生委員長(相良尚彦君) (登壇)おはようございます。 文教厚生委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された議案第131号外各案件につきましては、去る11月5日及び6日の2日間、第2委員会室において審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その主な概要について報告いたします。 まず、議案第131号 平成24年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず、事業勘定では歳入66億5,847万9,064円に対し、歳出64億7,865万5,888円となっており、収支差引額は1億7,982万3,176円となっております。 また、直営診療施設勘定では、歳入歳出決算額ともに5億28万1,552円となっており、久賀診療所、三井楽診療所、玉之浦診療所及び岐宿歯科診療所の運営を行っております。 審査では、平成24年度における短期被保険者証の交付世帯数が前年度に比べて減少傾向にあるが、その理由について説明を求めました。 理事者によりますと、短期被保険者証については、保険料滞納者で前年の12月末までに保険料を納付された方に対しては、短期被保険者証交付の取り扱いとなるので、それに該当する方が減ったことによる世帯数の減が考えられるとの説明でありました。 以上が審査の主な概要でありますが、本決算に対する指摘要望事項はなかったものの、討論において国民健康保険加入者の低所得者に対する独自の減免制度や恒常的な支援策がとられていないので、さらなる負担軽減と支援策の充実に取り組んでほしいことから、本決算を認定することができないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により本決算については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第132号 平成24年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず、事業勘定では、歳入58億1,017万5,517円に対し、歳出57億5,739万6,479円となっており、収支差引額が5,277万9,038円となっております。 また、介護サービス事業勘定では、歳入4,957万8,855円に対し、歳出4,864万6,848円となっており、収支差引額は93万2,007円となっております。 審査では、要支援1・2の方の介護サービス計画ケアプランについて、市の地域包括支援センター直営で作成した場合と委託した事業所が作成した場合のサービス利用料金等の比較について説明を求めました。 理事者によりますと、基本的に新規認定者のケアプラン作成については、市の地域包括支援センターが行うが、既に認定前に介護事業所のケアマネジャーがついている場合と、以前、要介護1以上の認定であった方が要支援の区分となった場合には、ケアマネジャーがその都度かわることで認定者本人や家族が混乱することのないように、介護事業所への委託も行っているところである。直営の場合は、その人の自立に必要な部分というところでのサービス提供を計画しているが、委託先の介護サービス事業所のケアマネジャーの場合、介護サービスの限度額近くまで利用するプラン作成もできることから比較すると、サービス利用料が高くなることがあるとの説明でありました。 それに関連して委員から、要介護状態が進行しないような介護サービス提供は必要であるが、市の直営と介護サービス事業所に委託した場合に差があることは、介護給付費がふえる大きな要因だと思われる。人件費等財政的な問題もあろうかと思われるが、全て包括支援センター直営でケアプランを作成するべきではとの質疑がなされました。 理事者によりますと、市直営以外のケアマネジャーが立てたケアプランについても、全て市の地域包括支援センターの職員が目を通して、不適切な部分に関しては指導をしているところである。今後、市直営の地域包括支援センターと外部委託とのバランスを勘案しながら、地域包括支援センターの職員体制については判断していくとともに、高齢者がなるべく要介護の状態にならないような、デイサービスに通わなくても地域で生活できるような仕組みづくりを急ぎたいとの答弁でありました。 以上が審査の主な概要でありますが、本決算に対する指摘要望事項はなかったものの、討論において介護保険料が高くてサービスを利用したくても利用できない低所得者に対する支援策の実施と、さらに介護保険料の引き下げ施策を実施してほしいという観点から、本決算を認定することができないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により本決算については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第133号 平成24年度五島市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入4億6,924万6,539円に対し、歳出4億6,523万8,439円で、収支差引額は400万8,100円となっております。 審査では、歳入の2目普通徴収保険料2節滞納繰越分で、不納欠損額9万700円が上がっていることから、その詳細について、また滞納者数と短期被保険者証の交付状況について説明を求めました。 理事者によりますと、今回の不納欠損処分については、生活困窮等の理由から滞納処分等を行うことができず時効となり、不納欠損処分としたものである。この時効については、2年で時効となるが、納付誓約及び納付していただいたり、滞納処分した場合は、時効が中断することになるとの説明でありました。 また、滞納者数は5月31日現在、現年分と滞納繰越分と合わせて41名となっている。短期被保険者証については、6期以上未納がある方を対象に交付している。保険証の有効期間は3カ月であり、3カ月ごとに更新案内を出して、原則として窓口に来ていただき、納付相談の機会を設けることにしているが、期限内に来られない方には郵送しているとの説明でありました。 以上が審査の主な概要でありますが、指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第134号 平成24年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに9,783万1,635円となっており、伊福貴診療所、平成23年9月より常設した伊福貴診療所歯科部門黄島診療所の運営を行っております。 なお、平成23年7月1日より、岐宿診療所及び岐宿診療所川原出張所を民営化したため、対前年度比19.7%の減額となっております。 審査では、報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第135号 平成24年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに6億5,110万5,056円となっておりますが、歳入決算額の中には、事業欠損額に対する財源補填措置として、一般会計から2億1,750万3,059円の繰入措置を行っております。 平成24年度においては、増田簡易水道を上水道に統合するとともに、濱ノ畔簡易水道と嶽簡易水道を接続し、三井楽簡易水道とした結果、市内に点在する14の簡易水道施設と一つの飲料水供給施設を対象に事業経営しており、その業務状況は給水区域内人口1万1,785人に対し、給水人口1万1,508人で普及率は97.6%となっております。 また、年間総配水量156万8,623立方メートルに対し、年間総有収水量は111万1,395立方メートルで、有収率は70.9%となっております。 審査では幾つかの質疑がなされましたが、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第144号 平成24年度五島市水道事業会計余剰金の処分及び決算について まず、余剰金の処分案は、2億3,618万1,375円のうち、5,926万円を減債積立金として積立処分するものであります。 次に、本決算の概要は、税抜きの収益的収支で収入決算額5億3,434万7,834円に対し、支出決算額4億7,507万8,916円で、差引5,926万8,918円の当年度純利益となっております。 また、資本的収支では、収入決算額1,555万6,709円に対し、支出決算額2億1,982万4,564円で、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億426万7,855円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額154万4,074円及び過年度分損益勘定留保資金2億272万3,781円で補填しております。 本事業では、福江上水道と富江上水道を経営しており、本年度末の給水人口は2万8,401人で、普及率は98.8%となっております。 また、年間総配水量362万2,575立方メートルに対し、年間総有収水量は281万839立方メートルで、有収率は77.59%となっております。 審査では、質疑意見や指摘要望事項はなく、余剰金処分につきましては、異議なく原案を可決すべきものと決定し、また本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 以上で、文教厚生委員会の報告を終わります。(降壇)
    ○議長(荒尾正登君) 議案第131号外5件の文教厚生委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 討論及び採決をいたします。 議案第131号、議案第132号及び議案第144号を除き、ほかは一括して行います。 まず、議案第131号 平成24年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第131号 平成24年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、不認定の討論を行います。 国民健康保険は国民健康保険法第1条で、憲法25条の要請に応え、「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」とうたわれている社会保障制度であり、住民の命と暮らしを守ることは地方自治体の重要な責務であり、被保険者証は病気になったとき安心して医療を受けることのできるあかしです。 この間、一般会計からの繰り入れ、また年度初めには全ての短期保険証対象世帯への郵送での交付、高校卒業までの子供へは正規保険証の発行など、一定の改善が行われていることは評価をいたします。 しかしながら、短期被保険者証の交付について、県内の過半数以上の自治体では、有効期限以内に手渡しあるいは郵送をしております。 ところが、五島市の場合は期限切れとなっている件数が数多くあります。厚生労働省も短期被保険者証の長期の留保、役所に置いたままにすることは望ましくないとしているように、市民の命と健康を守る観点から、渡さないまま期限切れの被保険者証は解消すべきです。 市民の暮らしは年々厳しくなっております。国民健康保険法44条の医療費窓口負担の減免の制度化、また市民が安心して医療を受けることができるよう低所得者への負担軽減と恒常的な支援策を求めて、この決算を不認定といたします。 ○議長(荒尾正登君) ほかに討論はありませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第131号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(荒尾正登君) 起立多数。よって、議案第131号は、文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第132号 平成24年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第132号 平成24年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、不認定の立場で討論を行います。 私たち日本共産党市議団が毎年行っている市民アンケートには、介護保険の保険料、利用料の引き下げを訴える声が圧倒的多数に寄せられます。五島市の第1号被保険者の保険料は9段階の所得階層に分けられておりますが、基準階層以下が70%を占めております。県下でも所得は低くなっておりますが、保険料は県内2番目に高くなっており、高齢者の方はその負担に悲鳴を上げています。保険料の負担軽減を図ることが必要です。 課税所得がゼロの人は、課税所得200万円以上の人に比べて介護が必要になる確率は5倍も高いという報告もあります。介護保険制度については、制度が始まる以前から心配されていた、保険あって介護なしの状態になっている状況です。経済的弱者に対して、保険料や利用料の減額免除など施策の実施と他制度への移行など、高齢者の健康と暮らしを守る、暮らしを支援する観点に立って積極的な施策を求めます。 以上の理由から、本決算についても認定することはできません。 ○議長(荒尾正登君) 次に、賛成討論を行います。ありませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第132号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(荒尾正登君) 起立多数。よって、議案第132号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第144号 平成24年度五島市水道事業会計剰余金の処分及び決算について討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第144号に対する文教厚生委員長報告は、剰余金の処分は原案可決し、決算は認定であります。委員長報告のとおり、剰余金の処分は原案可決し、決算は認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第144号は文教厚生委員長報告のとおり、剰余金の処分は原案可決し、決算は認定されました。 次に、議案第133号外2件について、一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第133号外2件に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第133号外2件は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 △日程第14 議案第136号 平成24年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第20 議案第142号 平成24年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算 まで、以上7件を一括して議題といたします。 経済土木委員長の報告を求めます。 ◆経済土木委員長(橋本憲治君) (登壇)経済土木委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の付託をされました議案第136号外各案件につきましては、去る11月5日及び11月6日の両日、第3委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要について報告いたします。 まず、議案第136号 平成24年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに2,138万6,580円となっており、歳入においては全額が一般会計からの繰入金で、歳出では食肉センターの管理業務委託料や汚水処理施設の老朽化に伴う施設強化などの調査委託料、施設の老朽化による火災報知機設備などの工事請負費が主なものであります。 審査では、特に報告すべき質疑意見はなかったものの、委員会の指摘要望事項として、五島食肉センターにおいては、稼働率向上に向けて努力されたいとの意見を付して、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第137号 平成24年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに1,389万2,263円となっており、歳入では五島鉱山からの貸地料及び基金繰入金、歳出では管理センター改修のための工事請負費、基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計からの繰出金が主なものであります。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第138号 平成24年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに246万8,517円となっており、歳入では基金繰入金及び県有林の利用間伐による立木売払分収金、歳出では基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金が主なものであります。 審査では、起債償還後の基金残高の状況について質疑がなされました。 理事者によりますと、平成25年度から平成41年度の起債最終償還年度までの元利償還金は2,284万2,369円であるのに対し、平成24年度末の基金の残高は1,945万8,793円であることから、このままの状況で基金の取り崩しを続ければ、将来的に赤字になることが見込まれているとの答弁でありました。 これに対し、委員からは今後の運営の改善について質疑がなされました。 理事者によりますと、平成25年度に財産区所有の山林について、五島森林組合と管理協定を締結して、作業路の開設や利用間伐などの実施をすることとしている。これにより、搬出される木材を売ることで収益を見込んでいる。さらに、今後についても森林組合などに相談しながら、有効な対策を講じていきたいとの答弁でありました。 以上が審査の主な概要でありますが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第139号 平成24年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに911万710円となっており、三井楽町、高崎地区漁業集落排水施設の管理運営費であります。 歳入では下水道使用料、一般会計からの繰入金、歳出では施設維持管理費及び長期債元金・利子の償還が主なものであります。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、特に報告すべき質疑意見もなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第140号 平成24年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに436万3,834円となっておりますが、歳出額に対して歳入額が不足するために105万234円を一般会計より繰り入れて、中央町公設小売市場の運営管理を行っております。 歳入では市場使用料、一般会計からの繰入金、歳出では施設の維持管理費及び一般会計借入金償還金が主なものであります。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第141号 平成24年度五島市港湾整備事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに2,429万8,451円となっており、奈留ターミナルの管理運営費であります。 歳入では施設の使用料、一般会計からの繰入金、歳出では施設の維持管理経費及び長期債元金・利子の償還が主なものであります。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第142号 平成24年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに6,709万4,290円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するために1,797万4,979円を一般会計より繰り入れており、富江黒島間、玉之浦荒川間、奈留の浦前島間の3航路の運営を行っており、歳入では国県補助金、一般会計繰入金、歳出では交通船関係職員にかかわる人件費及び船舶の燃料費や修繕費が主なものであります。 審査では、一般会計の審査において、市営航路において平成24年度に実施した経営形態について検討する航路改善計画の調査で、民間事業者への業務委託を行うことで財政負担を少なくすることができるとの調査結果が出ているとの説明があったことから、平成25年3月末をもって廃止となった玉之浦荒川間の航路を除く富江黒島航路、奈留の浦前島間航路については、今後、民間事業者への業務委託を含め検討することになるのかとの質疑がなされました。 理事者によりますと、民間事業者への業務委託を含め、現在検討中であるが、海上タクシーによる業務委託がいいのではないかと考えている。しかし、現在、海上タクシーを使用した場合の航路運航は国庫補助の対象外であることから、制度改正へ向け国県と協議している状況にある。これが実現すれば経費の削減が図れることから、制度の動向を見ながら進めていきたいとの答弁でありました。 以上が審査の主な概要でありますが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定しました。 以上で、経済土木委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第136号外6件の経済土木委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第136号外6件に対する経済土木委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり、認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第136号外6件は、経済土木委員長報告のとおり認定されました。 △日程第21 議案第143号 平成24年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算 を議題といたします。 総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(神之浦伊佐男君) (登壇)総務委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された議案第143号につきましては、去る11月5日、11月6日の2日間、第1委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要につきまして報告をいたします。 議案第143号 平成24年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに306万6,762円となっており、歳入で玉之浦水源ミニダム用地整備事業用地及び玉之浦市営住宅用地の売り払いに伴う土地売払収入を、歳出において玉之浦水源ミニダム用地整備事業用地及び玉之浦市営住宅用地の売り払い収入に係る土地開発基金への償還金・積立金が主なものとなっております。 審査では質疑指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第143号の総務委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第143号に対する総務委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第143号は総務委員長報告のとおり認定されました。 △日程第22 決算特別委員会の解散について を議題といたします。 お諮りいたします。 決算特別委員会は、平成24年度一般会計歳入歳出決算が本日結審いたしましたので、その任務が終了したわけであります。よって、本日をもって解散することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会は本日をもって解散することに決しました。 一言お礼を申し上げます。 宗 藤人委員長、神之浦伊佐男総務分科会長、相良尚彦文教厚生分科会長、橋本憲治経済土木分科会長を初め、決算特別委員会委員の皆様には、11月5日から11月21日までの長きにわたり、終始熱心なる審査を行い、積極的な検討を行う中で建設的な意見、指摘要望事項が加えられ、本日報告するに至りました。その御苦労と御功績に対し、議会を代表し、深甚なる敬意と感謝を申し上げ、お礼の言葉といたします。 なお、理事者におかれましては、今回の審査に当たり、それぞれ指摘あるいは要望のあった事項につきましては、今後の市政運営に十分反映されますよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(山田栄君) 朗読いたします。                            25五総第1500号                           平成25年12月9日 五島市議会議長様                         五島市長 野口市太郎             議案の送付について 平成25年12月9日招集の平成25年12月五島市議会定例会に、議案第153号 五島市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について外23件を別添のとおり送付いたします。 以上です。 ○議長(荒尾正登君) △日程第23 議案第153号 五島市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定について から △日程第37 議案第176号 五島市職員の給与に関する条例の一部改正について まで、以上15件を一括して議題といたします。 議案第153号外14件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(東條一行君) ただいま議題となりました各案件について、提案の趣旨を御説明いたします。 まず、議案第153号 五島市災害派遣手当等の支給に関する条例の制定についてでありますが、本案は、災害対策基本法(昭和36年法律第223号)に基づき、地震等の災害に対する応急対策または災害復旧のため、五島市に派遣された指定行政機関等の職員、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(平成16年法律第112号)に基づき、国民の保護のための措置の実施のため、五島市に派遣された指定行政機関等の職員及び新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)に基づき、新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施のため、五島市に派遣された指定行政機関等の職員に対するそれぞれの災害派遣手当、武力攻撃災害等派遣手当及び新型インフルエンザ等緊急事態派遣手当の支給に関し必要な事項を定めたいため提案いたすものであります。 制定の内容でありますが、まず第1条では、条例の趣旨について規定し、第2条では派遣された職員の滞在した期間及び施設の利用区分に応じ、別表に定める額を支給すること及び滞在した期間の算出方法について規定し、第3条では手当の支給方法について規定いたしております。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則において、公布の日から施行することといたすものであります。 次に、議案第154号 五島市火災予防条例の一部改正についてでありますが、本案は、消防法施行令の一部を改正する政令が平成25年政令第88号として公布され、消防法施行令(昭和36年政令第37号)第37条に掲げる検定対象機械器具等のうち、消防用ホース、消防用ホース等に使用する結合金具及び漏電火災警報器が自主表示対象機械器具等に移行され、新たに住宅用防災警報器が検定対象機械器具等に追加され、この条例が引用する同条各号の番号に変更があったことに伴い、条文の整理を行う必要があることから提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、第17条の3及び第22条の2基準の特例に関する規定において文言の整備を行い、第29条の4住宅用防災報知設備の設置及び維持に関する基準に関する規定第4項中「第37条第7号から第7号の3まで」を「第37条第4号から第6号まで」に改め、第31条の2及び第34条の綿花類等の貯蔵及び取扱いの技術上の基準等に関する規定において、文言の整備を行うものであります。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則において、平成26年4月1日から施行することといたすものであります。 次に、議案第155号 五島市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてでありますが、五島市消防団は平成19年4月1日から現行の30分団88部、団員定数1,720人、実団員数1,510名の組織として活動してきたところでありますが、人口減少やサラリーマン団員の増加による加入率の低下等により、団員数が年々減少し、平成25年4月1日現在、実団員数は1,435人で定数より285名が不足している状況にあります。 このような中、平成25年9月12日付で五島市消防団から分団の統廃合及び定員削減等の消防団組織見直しに関する上申を受け、団員数の適正化、行財政の健全化、組織の効率化等の面から消防団組織の見直しを行うため、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、第2条の団員の定員に関する規定中「1,720人」を「1,540人」に改め、第3条において文言の整備を行うものであります。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則において平成26年4月1日から施行することといたすものであります。 次に、議案第156号 五島市工場等設置奨励条例の一部改正についてでありますが、本案は、離島振興法の一部を改正する法律が平成24年法律第40号として平成25年4月1日に公布され、また同日、離島振興法第二十条の地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令(平成5年自治省令第1号)の一部改正に係る省令が、平成25年総務省令第38号として公布されたことに伴い、工場等の設置の奨励措置の対象となる業種の追加、固定資産税の課税免除の措置を受けるための基準の変更等を行うため、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、第2条定義に関する規定第1号において、離島振興法の一部改正に伴い、「ソフトウエア業」及び「情報処理サービス業及び情報提供サービス業」を「情報サービス業」に改め、並びに離島振興法第二十条の地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部改正に伴い、記載のとおり、エからキまでの事業を新たに追加するものであります。 次に、第4条固定資産税の課税免除等に関する規定第2項において、さきの事業の追加に伴う規定の整備を行い及び「次に掲げる固定資産(離島振興法(昭和28年法律第72号)第2条第2項の規定による公示の日以後に取得したものに限る。)」として、同項各号に規定しておりました固定資産税の免除の対象となる固定資産について、省令の規定に合わせ「当該設備である家屋及び償却資産並びに当該家屋の敷地である土地(離島振興法(昭和28年法律第72号。以下「法」という。)第2条第2項の規定による公示の日以後に取得したものに限り、かつ土地については、その取得の日の翌日から起算して1年以内に当該土地を敷地とする当該家屋の建設の着手があった場合における当該土地に限る。)」と改めるものであります。 次に、第8条指定の基準に関する規定第2項において、固定資産税の課税免除の措置を受けるための基準について、工場等の用に供する設備のうち「一の生産等設備を構成する減価償却資産の取得価格の合計額が2,700万円を超えるものを設置し」とありましたものを、省令に合わせ工場等の用に供する設備のうち「、租税特別措置法第12条第3項の表の第2号又は第45条第2項の表の第2号の規定の適用を受けるもの(法第20条に掲げる事業の用に供する一の生産等設備であって、取得価額の合計額が次に掲げる事業の区分に応じ、当該各号に定める取得価格のもの)を設置し」と改め、同項各号に記載のとおり、取得価格を事業ごとに引き下げて規定するものであります。また、同条第3項において、事業の追加に伴う条文の整備を行うものであります。 次に、第17条審議会の会長及び副会長の規定において、文言の整備を行うものであります。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則第1項において、公布の日から施行することとし、附則第2項において、所要の経過措置を規定しております。 次に、議案第157号 五島市営住宅管理条例の一部改正についてでありますが、本案は平成25年7月3日、平成25年法律第72号として公布された配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部を改正する法律において、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」の題名が改正され、平成26年1月3日から施行されることに伴い、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、第6条入居者の資格に関する規定第2項第8号において、引用法律名を改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則において平成26年1月3日から施行することといたすものであります。 次に、議案第158号 工事請負契約の変更についてでありますが、本案は、平成24年12月5日に議決された議案第144号 工事請負契約の締結についてを変更するもので、この工事請負契約の変更につきましては、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 変更工事の概要でありますが、昭和40年に建設された消防本部・消防署本署庁舎は老朽化が著しく、耐震化構造もされていないため、安全性の高い災害活動の拠点施設として、現在新たに消防本部・消防署本署庁舎の建設を今村・片山特定建設工事共同企業体を工事請負人に決定し、施工中でありますが、全国的に局地的豪雨が頻発していることに鑑み、屋外附帯工事の排水側溝について、排水能力不足による冠水を未然に防ぐため側溝のサイズを変更し、また一部の隣地境界付近について、当初は自然ののり面で計画しておりましたが、側溝への土砂流入を防止するため、土どめ擁壁の設置等を行うものであります。 以上のことから、現在の工事請負金額5億8,113万3,000円に1,011万9,900円を追加し、5億9,125万2,900円に改めるものであります。 次に、議案第159号 工事請負契約の変更についてでありますが、本案は、平成24年12月5日に議決された議案第145号 工事請負契約の締結についてを変更するもので、この工事請負契約の変更につきましては、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 変更工事の概要でありますが、防災行政無線は災害時に緊急情報を素早く市民の皆様にお知らせすることを目的とし、エコー電子工業株式会社を工事請負人に決定し、現在整備中であります。 当初予定しておりました屋外拡声子局、再送信設備及び簡易中継局について、立地条件等から電波が弱く受信が困難となる区域を解消する必要が生じ、その設置場所及び種類を変更する必要が生じました。このことから、奈留地区の2カ所の再送信設備について設置場所を変更し、奥浦地区及び蕨地区の2カ所の簡易中継局を再送信設備へ、岐宿地区の1カ所の屋外拡声子局を再送信設備へ変更し、久賀地区へ1カ所の再送信設備を新設し、奈留地区の屋外拡声子局1カ所について設置を中止するものであります。 以上のことから、現在の工事請負金額7億8,540万円に793万1,700円を追加し、7億9,333万1,700円に改めるものであります。 次に、議案第160号 工事請負契約の変更についてでありますが、本案は、平成24年12月5日に議決された議案第146号 工事請負契約の締結についてを変更するもので、この工事請負契約の変更につきましては、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 変更工事の概要でありますが、消防救急無線については、現在運用しているアナログ波を電波法改正に伴いデジタル化するため、日本コムシス株式会社長崎営業所を工事請負人に決定し、現在整備中でありますが、消防救急無線のデジタル化に係る機器を収納する局舎等を設置するための基礎の工事につきまして、局舎等の正確なサイズ及び重量が確定しましたことから追加するものであります。 また、当初2階通信機械室に設置を予定しておりました直流電源装置が過重量であるため、より安全性の高い1階への設置が必要となり、材料費を追加するものであります。 以上のことから、現在の工事請負金額4億908万円に164万100円を追加し、4億1,072万100円に改めるものであります。 次に、議案第161号 笠松宏有記念館の指定管理者の指定についてから、議案第166号 産品センター鬼岳四季の里の指定管理者の指定についてまでは一括して御説明いたします。 本案は、それぞれの条例に基づきまして、笠松宏有記念館ほか5件の公の施設について指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、指定管理者の指定を行う公の施設の名称、指定管理者及び指定の期間はそれぞれ表に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 24ページをお開きください。 次に、議案第176号 五島市職員の給与に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、総務省が平成18年3月27日に公表した地方公務員の給与のあり方に関する研究会報告書において示された国家公務員、地方公務員とも情勢適応の原則や職務給の原則のもとにあることから、給与制度については、人事院等の専門的な体制によって制度設計されている国家公務員の給与を基本とすべきであるとの趣旨にのっとり、本市における職員の給与制度について国家公務員の給与制度を基本とした見直しを行い、国家公務員と同様に職員の昇給日を1月1日に変更し、及び55歳を超える職員で勤務成績が標準であるものの昇給を停止するため、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、まず第6条の職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規定第7項を第5項の規定にかかわらず、55歳を超える職員(医療職給料表の適用を受ける職員を除く。)は、当該年齢に達した日の属する年度の翌年度以降は昇給しない。ただし、当該職員で同項に規定する期間の全部を特に良好な成績で勤務したものについてはこの限りでない。と改めるものであります。 次に、第6条中第11項を第12項とし、第8項から第10項までを1項ずつ繰り下げ、第7項の次に第8項として前項ただし書に規定する職員を昇給させる場合の昇給の号給数は、2号給を標準として規則で定める基準に従い決定するものとする。と規定するものであります。 次に、平成26年1月1日における職員の昇給の特例に関する規定を附則第15項及び第16項として追加するものであります。 なお、この条例の適用関係でありますが、附則において、平成26年1月1日から施行することといたすものであります。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(荒尾正登君) △日程第38 議案第168号 平成25年度五島市一般会計補正予算(第5号) から △日程第44 議案第174号 平成25年度五島市水道事業会計補正予算(第1号) まで、以上7件を一括して議題といたします。 議案第168号外6件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(出口秀幸君) ただいま議題となりました各案件について御説明申し上げます。 別冊の平成25年度補正予算の1ページをお開き願います。 まず、議案第168号 平成25年度五島市一般会計補正予算(第5号)でございます。 第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億23万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ340億1,148万7,000円といたしております。 第2条では、債務負担行為の追加を行っております。 内容は、7ページの第2表のとおり、住民情報システム等データ抽出業務外5件を追加しております。 第3条では、地方債の補正を行っております。 8ページの「第3表 地方債補正」をごらんください。 光情報通信網管理事業費外7件の追加と上水道事業出資金外10件を変更するもので、起債の目的、限度額などは表に記載のとおり定めております。 補正予算の内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。 14ページをお開き願います。 13款分担金及び負担金は、農地災害の復旧事業に係る受益者の分担金を計上しております。 15款国庫支出金は、1項国庫負担金で障害者自立支援給付費975万3,000円、公共土木施設災害復旧費負担金1,872万円の追加、2項国庫補助金で離島活性化交付金499万円、地域の元気臨時交付金の2次申請分として8億9,366万5,000円の追加、財源充当替えによる学校施設環境改善交付金1億642万2,000円の減額が主なものであります。 16ページをお開きください。 16款県支出金は、1項県負担金で障害者自立支援給付費、農林水産業施設災害復旧費負担金1,126万1,000円を追加、2項県補助金では3,515万9,000円を減額しておりまして、主なものは優良雌牛導入事業費558万7,000円の追加のほか、強い農業づくり交付金2,732万5,000円、21世紀の漁業担い手確保推進事業費1,383万7,000円などの減額であります。 3項委託金では、特別支援教育総合推進事業費299万9,000円を計上しております。 18ページをお開きください。 18款寄附金は50万円を追加し、19款繰入金は財政調整基金繰入金7億31万1,000円を減額し、繰入額をゼロ円といたしております。 20款繰越金は前年度繰越金6億8,938万2,000円を追加し、21款諸収入は障害者自立支援給付費、保育所運営費の国庫及び県支出金過年度収入など、803万4,000円を計上しております。 20ページからの22款市債は財源の組み替えや事業の変更、確定に伴い、それぞれ調整を行いまして1億90万円を減額しております。 次に、歳出であります。 24ページをごらんください。 人件費につきましては、全款にわたり調整いたしました結果、11万7,000円の減額を行っておりますが、共済費の率の変更などが主なものであり、内容の説明は省略させていただきます。 1款議会費は人件費の調整であります。 2款総務費は9,422万3,000円の追加で、人件費の調整のほか、前年度に受け入れた国県補助金の精算による返納金など9,459万8,000円の追加とサーバー更新の中止による委託料437万8,000円の減額が主なものであります。 次に、30ページからの3款民生費は、1項社会福祉費で補装具給付費など障害者自立支援事業に係る扶助費1,950万8,000円、国民健康保険事業特別会計への繰出金3,160万3,000円など、合わせて5,412万1,000円を追加しております。 2項児童福祉費は227万2,000円の追加で、一時預かり事業費補助金、母子家庭自立支援給付金の追加が主なものであります。 34ページからの4款衛生費は、1項保健衛生費で診療所事業特別会計への繰出金166万2,000円、2項清掃費で福江清掃センターなどの燃料費482万1,000円の追加、3項上水道費で水道事業会計への繰出金590万円を減額しているのが主なものとなっています。 38ページをお開きください。 5款労働費は財源充当替による組替であります。 6款農林水産業費は全体で978万円の減額となっておりまして、1項農業費では優良繁殖雌牛群整備事業費補助金1,117万4,000円の追加、次のページの3項水産業費の21世紀の漁業担い手確保推進事業費補助金2,389万8,000円の減額が主なものです。 42ページの7款商工費は、福江元気館解体事業、観光ワンフロアー化執務室整備事業、富江温泉センター管理業務委託料など2,758万8,000円を追加しております。 8款土木費につきましては、人件費調整のほか2項道路橋りょう費で、市道本山21号線整備事業2,000万円などの追加を行っております。 46ページの9款消防費は人件費調整のため265万7,000円を減額しています。 48ページからの10款教育費は2,714万9,000円を追加しておりまして、人件費の調整のほか、2項小学校費で崎山小学校屋上防水事業1,225万8,000円、岐宿地区小学校新校舎建設事業に係る委託料1,258万6,000円、3項中学校費で備品購入費246万7,000円を追加しているのが主なものであります。 54ページをお開きください。 11款災害復旧費は1項農林水産業施設災害復旧費として、農地など10カ所の復旧経費1,130万円、次のページの2項公共土木施設災害復旧費として道路、河川19カ所の復旧経費として2,907万円を計上しております。 12款公債費は、後年度公債費軽減のための繰上償還の追加や利率見直し及び借りかえに伴う利子の減額などにより、4億4,410万5,000円の追加となっております。 次に、72ページをお開き願います。 議案第169号 平成25年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)であります。第1条で、直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ610万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億2,065万2,000円としております。 補正予算の内容につきましては、77ページをお開きください。 まず、歳入でありますが、1款診療収入は決算見込みにより、それぞれ調整を行いまして2,601万9,000円を減額しています。 79ページをお開きください。 5款繰入金は、財源調整のため一般会計繰入金3,160万3,000円を追加し、6款諸収入は見込みにより52万1,000円を計上しております。 次のページをお願いいたします。 歳出の1款総務費では、旧玉之浦診療所の焼却炉及び井戸の撤去費用や岐宿歯科の業務委託料などを追加しております。 2款医業費は嵯峨島診療所の歯科診療医薬材料費26万円を追加しております。 次に、85ページをお開きください。 議案第170号 平成25年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、第1条で事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ270万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ59億9,760万円といたしております。 90ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、事業費の変更に伴いまして、3款国庫支出金で地域支援事業交付金2万円を、5款県支出金で地域支援事業交付金1万円を追加しております。 7款繰入金は、財源調整のため一般会計からの繰入金264万7,000円を追加し、10款寄附金は介護保険事業への一般寄附金として3万円を計上しております。 次のページの歳出ですが、人件費の調整のほか3款地域支援事業費において、岐宿デイサービスセンターの空調機の取りかえ工事費262万1,000円を計上しております。 次に、96ページをお開き願います。 議案第171号 平成25年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ166万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,209万1,000円といたしております。 101ページをお開き願います。 今回の補正は、伊福貴診療所の後任医師の招聘に係る費用、平成24年度分の事業費確定に伴うへき地診療所運営費県補助金精算返納金などの計上となっておりまして、歳入の4款繰入金で財源調整のため一般会計繰入金166万2,000円を追加し、歳出の1款総務費で謝礼金など60万4,000円を、5款諸支出金で県補助金精算返納金105万8,000円を計上しております。 次に、103ページをお開き願います。 議案第172号 平成25年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ20万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億8,282万5,000円としております。 108ページをお開きください。 歳入の6款繰入金で、財源調整のため一般会計繰入金20万2,000円を追加し、次のページの歳出の1款水道総務費で水道料金システム改修費31万4,000円の追加と人件費の調整、2款建設費で人件費の調整を行っております。 次に、114ページをお開き願います。 議案第173号 平成25年度五島市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ14万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ955万2,000円としております。 119ページをお開き願います。 歳入の2款繰入金に一般会計繰入金14万9,000円を追加し、歳出の1款下水道総務費に今年度の電気料金値上げに伴う光熱水費14万9,000円を追加しております。 以上でございます。 議案第174号につきましては、水道局長が説明いたします。 ◎水道局長(宮崎仁之助君) 引き続きまして、議案第174号 平成25年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 別冊になっております平成25年度五島市水道事業会計補正予算(第1号)の1ページをお願いいたします。 まず、第2条におきまして、収益的収入及び支出の水道事業収益の既決予定額5億5,697万9,000円に1万1,000円を追加し、水道事業収益の総額を5億5,699万円に改め、水道事業費用の既決予定額5億4,022万8,000円から284万2,000円を減額し、水道事業費用の総額を5億3,738万6,000円に改めるものでございます。 また、第3条におきまして、資本的収入の既決予定額2,913万円に896万8,000円を追加し、資本的収入の総額を3,809万8,000円に改め、資本的支出の既決予定額2億8,830万7,000円から106万2,000円を減額し、資本的支出の総額を2億8,724万5,000円に改めるものでございます。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額を過年度分損益勘定留保資金2億4,914万7,000円で補填するように改めるものでございます。 2ページをお開き願います。 第4条におきまして、借り入れを予定している起債の限度額を既決予定額600万円に1,500万円を追加し、2,100万円に改めるものでございます。 第5条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち職員給与費について、既決予定額1億1,910万5,000円から578万2,000円を減額し、1億1,332万3,000円に改めるものでございます。 第6条では、水道事業会計が一般会計から補助を受ける額として定めた2,579万1,000円から12万1,000円を減額し、2,567万円に改めるものでございます。 補正の内容につきましては、実施計画明細書に基づき御説明申し上げますので、恐れ入りますが15ページをお開き願います。 収益的収入の内容でございますが、1款水道事業収益2項営業外収益2目他会計補助金で調整を行っております。 これは、地方公営企業への繰り出し基準に基づいて一般会計から補助を受けるもので、上水道に統合した簡易水道の企業債償還利子と児童手当の給付に対する補助金を決算見込み額に改めるものでございます。 16ページをお開き願います。 収益的支出でございますが、1款水道事業費用の節のうち給料手当法定福利費につきましては、人件費を決算見込み額に改めるものでございます。委託料の増額につきましては、消費税率の改正に対応する電算システム改修費用相当額でございます。 17ページをお開き願います。 1款資本的収入の2項企業債と3項出資金につきましては、遠隔監視システム整備の財源でございますが、一般会計出資金は出資の財源として合併特例債が見込まれておりましたが、対象事業より外れたために企業債を決算見込み額に増額するものでございます。 次に、4項補助金1目他会計補助金は、水道事業収益の一般会計補助金と同様に児童手当の給付に対する補助金を決算見込み額に改めるものでございます。 資本的支出の2項建設改良費で調整を行っております給料手当法定福利費は、人件費の調整でございます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(荒尾正登君) △日程第45 議案第175号 平成25年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算 を議題といたします。 議案第175号に対する説明を求めます。 ◎財政課長(出口秀幸君) ただいま議題となりました議案第175号 平成25年度五島市と畜場事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 さきの9月議会におきまして、と畜場事業に係る経費を一般会計で経理し、と畜場事業特別会計を廃止するため、五島市特別会計条例の一部改正案を提案可決いただき、10月1日から施行したところであります。 特別会計を廃止した場合、当該会計の収支は地方自治法の規定に基づき、廃止された月をもって打ち切られることになり、当該期日の終了後3カ月以内に決算書を調整し、監査委員の意見をつけて直近の通常議会の認定に付すこととなっていることから、今議会での審議をお願いすることといたしました。 平成25年度の決算概要は、別冊の決算書のとおり、歳入総額650万円、歳出総額650万円となっております。 なお、未執行の支出につきましては、一般会計で引き継いで処理することとなります。 以上でございます。 ○議長(荒尾正登君) お諮りいたします。 明10日は、議案研究のため休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、明10日は休会といたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、明後日12月11日、午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。                        =午後零時13分 散会=...